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概要

フリーペーパーと感慨

フリーペーパーは、全ての世帯に到達するわけではない新聞広告や新聞の折り込み、大規模な広告しか行えないテレビに比べ、柔軟に特定の範囲、商圏や購買層に対して全戸配布が可能であったり、逆に、特定の購買層が集まる場所に配布ポスト設置することによって対象を絞った広告が可能になり効率が良いこと、地域に密着した情報を提供し双方向性を保つことができることなどから、第5のマスメディアとして急成長している。

フリーペーパーを発行する企業には、背後に新聞社等の有力メディアがいる例や、ノウハウを活かして複数の地域で複数のフリーペーパーを発行しているような例も多い。1971年から各地で発行されて来たサンケイリビング新聞は、その代表的な例である。2006年4月に日本生活情報紙協会が発表したデータでは、日本全国のフリーペーパー・フリーマガジンの紙数は1000紙(2000版)以上、総発行部数は2億9000部を超えているとされている。

イギリスはじめ欧米諸国や韓国などの都市部では、すでに街頭や地下鉄構内などで配布される無料の日刊新聞が定着している。2002年創刊の"Tokyo Headline" (週刊)をはじめとして、諸外国におけるような都市型の無料新聞が日本に登場したことは、報道にも耐えうる信頼性をフリーペーパーが日本でも獲得しようとしていることを示唆していると見ることもできるが、逆に、今のところ日刊体制の都市型無代紙が日本に存在していないことは、そのような市場環境が未熟であることを示していると考えることもできる。

特殊な形態として広告や宣伝の要素を外した別の発行物も存在する。それは大学や市の文化局、地域的な教養団体からの補助を得て発行するフリーペーパーがそれに該当する。台湾や香港での市民雑誌も同様の形態であり、公的私的を超えた寄付や補助金で成立しているといえる。その手法は台湾文芸中心における京谷康子、京都デザイナーズブロックの三上亜紀子と芸術史家の山下祐樹、作家の島本理生、文化庁からの補助を受けたピアニスト上原彩子の例があり、娯楽性を脱した特色が見られる。主とした配布場所は大学や専門書取扱店、古書店、三上と山下の場合は寺院、上原の場合はパリの東洋文化研究所等である。その配布形態のため、ウェブ展開が少ない。フリーペーパーとして再出発することになった早稲田文学もこの方法に近い出版・配布形態となると思われる。

フリーペーパーとプレゼント

フリーペーパーはその名の通り、無料で得ることのできる雑誌だが、実は書かれている情報の他、プレゼントやクーポンも無料で得ることができるのである。つまり、何かしらのプレゼントを得たいと思った場合は、フリーペーパーを手に取りプレゼントコーナーのページをめくってみると良いだろう。驚くほどのプレゼントが並んでいることもある。これらのフリーペーパーがなぜ無料で運営できるのかと言えば、やはりそこに関わるスポンサーのおかげだが、そのスポンサーはフリーペーパーの発行部数や客への到達数に大きく影響を受ける。良い情報を発信し、多くの人に手にとってもらえるような紙面づくりが重要なのである。そういった意味では、無料で展開しているインターネットのブログも同じような仕組みと言える。


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